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雪のために足止め食らった空港で偶然知り合った老人マックスから主人公がアドバイスを受けるというストーリー。 マックスの振る舞いとアドバイスの全てが面白い。 それが本当にわれわれを成功に導くかという問題には 僕はあまり興味がない。 方法論そのものが魅力的なので実践してみたくなる。 だから、もう少し論旨を明確に理解しておきたい。 というわけで、1年前に読んだこの本を要約してみた。 ちょっと長くなってしまったけれど・・・ THE MAX STRATEGY by Dale Dauten 野津智子=訳 きこ書房 空港再開を待つ何千人という不機嫌そうなビジネスマン 騒がしい親子連れ ひとりの老人が、この状況の中で子供たちと遊んでいる。 その老人が私に話しかけてきた 知り合ったばかりの小さな友達のこと 面白くもないジョークをいくつか披露 それから私につぎつぎと質問し始めた 私は適当にはぐらかしながら答えた。 そして彼は「仕事はたのしいかね?」と私にきいた。 私は胸の底にある苦々しい思いを話し出した。 老人はうんざりするどころか 学者のように目を輝かせ、 先を続けるよう促した 私は、自分の状況に対する憤懣をぶちまけた。 退屈と不安から、自己啓発もしたし 事業を始めたが失敗したことも話した。 私は、くだくだと愚痴を並べるべきで なかったと詫びた。 老人は、「他人は何のためにいるのかね?」と尋ねた。 ちょうどそのとき、子供たちに見つかって 老人は立ち上がった。 振り帰り、 大きな手を私の肩におく。 彼の持つ生の喜びがひとかけら落とされ、 私はゾクッとしてしまった。 この後、老人がマックス・エルモアという名の 著名な起業家であることを知る。 一時間後、驚いたことに老人が戻ってきた。 「ずっと君の事を考えていた。2つの考えが浮かんだ。」と言った。 人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。 一つのくだらないことが<何度も>繰り返されていくのだよ。 スタグフレーション 社員レベルで生まれている職業的スタグフレーション 退屈と不安の両方がいっぺんに起きる。 ますます多く要求されるのに、給料は上がらない。 マックスは次々と質問を続けた。 「君の考える、成功のための戦略を話してくれ」 私の話のメモをとり始め、次のようにまとめた。 目標の設定 目的地を知らなければ到達することはできない 彼方の目標をしっかり見定めること そうすれば、人生に望むものを人生から得ることができる 自分の人生をきちんと管理すること 生きる姿勢を変える 新しい自分を築く ネガティブな思い込みを排除する 他人の成功を範として自分の成功を生み出す。 「よく見える場所にこれを貼っておきなさい」 「だた、渡す前にしておきたいことがある」 と、紙にでかでかと×印をつけた。 2枚目の紙にこう書いた。 『試してみることに失敗はない』 僕はこれまで『大好きなことをしろ!』とアドバイスしてきた。 いいアドバイスだが、問題が一つある。 多くの人は自分がどんな仕事が<大好き>か、 わからないということだ。 これぞと思う仕事に関して夢を持っているとしても 思い込みは禁物なんだ。 人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たち。 レジー・ジャクソン(フットボール) サミュエル・ゴルドウィン(手袋をつくる) ボリス・エリツィン(建築工事の現場監督) etc. ここで、妹が見つからないんですという女性によって、中断。 やがて妹の居場所を突きとめると、目標設定の話を始めた。 頭のいい人がする一番愚かな質問は 『あなたは五年後、どんな地位についていたいですか』 どんな地位についていたいかなんてわからないよ。 私はこう反論した 「目標がなければ、進歩の度合いをはかれない。 あなたは飛んでいるだけだ。」 「人生はめいっぱい跳びはねなきゃ!」 「僕たちの社会では、時間や進歩に対して直線的な見方をしている。」 「だけど、人生はそんなに規則正しいものじゃない。」 「目標を設定すると、自己管理ができているような気がするものだ」 「どうせ人生なんて思いどおりにはならないからね」 「今日の目標は明日のマンネリなんだよ」 僕が掲げた目標が一つだけある。 「明日は今日と違う自分になる」だよ。 「これはものすごく大変なことだ。 とんでもなく疲れる方法だ。 だけどわくわくするし、<活気に満ちた>方法でもあるんだ。」 「人生は進化だ。 そして進化の素晴らしいところは、 最終的にどこに行き着くか、 まったくわからないところなんだ」 「きみは、最初に陸にあがった魚は 長期にわたる目標を持っていたと思うかね?」 スティーヴ・ウォズニアックがアップル・コンピュータ第一号を作ったのは 自家製コンピュータークラブの仲間に見せたかっただけなんだ。 ビル・ゲイツを突き動かしたのは コンピューターは<整然としている>ってことだ。 目標はつねにコンピューターに<違ったやり方で> 処理させる方法を見つけることだとも明言していた。 成功する人たちはね、自分がどこへ向かっているかということはわかっていない。 ただ、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ろうと思っている。 マルキエルの仮想コイン投げ競争 1千人が一斉にコインを投げて表が出れば勝ち、裏が出れば負け。 1回につき半数は裏が出て負ける。7回投げ終わると8人が残る。 次に何が起きるか、 彼らはコイン投げの天才だとほめたたえられる。 何度となく表を出すコインの投げ手は、 何度となく投げているのだ。 チャンスの数が十分にあれば、 チャンスはきみの友人になる。 必要は発明の母かもしれない。 だけど、 偶然は発明の父なんだ。 コカ・コーラ アトランタにジョン・ペパートンという薬屋がいて、 何十種類もの治療薬を考え出していた。 ある日、店の奥の部屋で従業員の二人が、 彼が新しくつくったシロップ状の頭痛薬を 水で割って飲んでいた。 ペパートンも飲んでみる。悪くない。 ソーダ水を入れたらもっといい味になるかも。 コカ・コーラが誕生した。 チョコチップ・クッキー ルース・ウェークフィールドはマサチューセッツのホテルで オリジナルのクッキーをつくっていた。 チョコレート地のものに挑戦しようと、 刻んだ板チョコを溶かして生地に混ぜるつもりだったが 急いでいたので、溶かすのはやめて刻んだだけのチョコを 生地に放り込んだ。焼いている間に溶けるだろうと思ったが そうはならなかった。だけど味見をしてみたら素晴らしい 出来だった。 リーバイス リーバイ・ストラウスはゴールドラッシュのカリフォルニアに 行商に行って成功したが、テント用の汚い帆布が売れ残った。 市場に出かけた彼はズボンが品薄だと気がついた。 そこで帆布を使ったオーバーオールを売った。 「"思いつき"と"偶然の出来事"は異母兄弟なんだ。 注意さえ払い始めたら、目にできるありとあらゆるところに 偶然がころがっているのがわかると思うよ。」 以前は、どんなことを考えているのかねと聞いたが 今じゃこう聞く『何を試してきたのかね。』 成功した企業は、 持つべき姿勢をしっかり育てて成功を収めたんじゃない。 成功を収めて、それから持つべき姿勢について、もっともらしい話をしたんだ。 目標に関するきみの問題は、 世の中は、きみの目標が達成されるまで、 じーっと待っていたりしないということだよ。 サマセット・モーム 『小説を書くためのルールは三つある。 残念ながら、どんなルールなのかはだれも知らない』 成功を研究しても成功は手に入らない。 成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。 ピカソの絵をコピーしてもピカソにはなれない。 多くの人は一つの職業を選び、期待される仕事をし、 その業界で成功している人たちのようになろうとする。 他人を凌駕する人材になろうとしているけど、 それを他人と同じような人間になることで 達成しようとしているんだ。 成功の宝くじでは、かつチャンスは何百と手に入るし、 そのほとんどは大損するようなものじゃない。 君たちの事業は、 試すこと自体が欠落してたんだ。 目標は、店をオープンさせて事業を"完璧にする"こと。 これじゃ失敗するのも無理はない。 世界的なフルート奏者ジャン・ピエール・ランバルは 『努力に努力を重ねて、コンサートである曲を <完璧に> 演奏できたとします。 そうすると、私はまた努力に努力を重ねて、 翌日のコンサートでは<さらに素晴らしい> 演奏をするんです』 完璧では十分じゃない − まだ試してみる必要がある。 何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、 きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず、何かを学ぶからだ。 人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。 ホーソーン効果 ある工場で照明が労働者の生産性にどう影響を及ぼすか調査した。 明かりが増えるにつれ生産性が向上した。 ところが照明を元に戻しても生産性が落ちなかった。 今度は照明をどんどん暗くしていった。暗くなるにつれ生産性が上がった。 変えること自体が、なにかをもたらすという事をホーソーン効果が証明している。 ウォルト・ディズニー 白雪姫を井戸の底から見たアングルで 顔が水面にゆれ水のしずくが落ちて波紋が広がる。 成功のための標準的なアプローチの競争は 全員が負けるゲームなんだ。 大切なのは、心を開くことだ。 もし宇宙が信じられないような 素晴らしいアイデアをくれるとして、 きみはそれにふさわしいかね? 自分がジョン・ペンパートンだったとして 従業員が売り物の薬をおいしそうに飲んでいる。 きみはどうするだろう? リーバイ・ストラウスだったとして 荷物とテント用の帆布を持って街を歩いている。 「ズボンはあるかね」と聞かれて、きみはどうする? ポスト・イット、スコッチガードを作った スリーエム社は研究に莫大な金を費やしている。 へまこそが十億ドルと引き換えに得ているものなんだ。 心肺蘇生法(CPR)の考案者になれなかったドン・クーパー サンフランシスコの紳士服店は 1.店の中にあるあらゆる商品を並び替える 2.開店時間を10時から7時に変える 3.熱帯魚の入った大きな水槽を買う これで売り上げを30%伸ばした。 できることはどんどん変えてごらん。 みんなが、きみが変えていることに気がつくくらいに なんでも変えるんだ。好奇心を旺盛にすること。 実験好きな人だと評判になったら、みんなのほうから アイデアを持ってきてくれるようになるよ。 リストを3つつくるんだ。 1.仕事上でやったミスを全部書き出す。 2.問題点を書き出す。 仕事に関してイライラすること ほかの人が漏らしている不平 3.仕事に関してやっているすべてのことをリストアップ <あらゆること>とは何かというリスト つねにリストを変化させること、 三つのリストを目につきやすいところに置いて毎日読むこと、 きみは新しいアイデアを次から次へと生み出すことができるだろう。 売れ残ったテント用の帆布を使って 何をすべきか考え続けてこそ リーバイスのジーンズを思いつくことができる 一番簡単なものから始めよう。問題点や不平のリストからね。 クロード・オルニーのビデオ 『やる気があればAは取れる』の話。 オルニーが素晴らしいアイデアを見つけたんだろうか、 それともアイデアのほうが彼をみつけたんだろうか。 ベルクロがどうやって発明されたか。 オナモミの問題を"解決せず"、オナモミと仲良くなってしまった。 ハンバーガー・チェーンのウェンディーズで "レタスの芯"捨てるかわりにサラダにした話。 ディック・フォズベリーが背面跳びを編み出した話。 スティーブ・アレンが"トーク・ショー"ビジネスの世界に入った話。 解決策は、後から振り返ってみれば、 簡単に見つけられそうに思えるもの しかし、問題を解決するには大変な勇気がいる。 観客と話をすることが、どれほど勇気のいることだったか。 オナモミのしくみ再現をどれほど人々が馬鹿にしたか。 背面跳びを周囲がどれほど笑ったか。 彼らは、立派なビジョンを持って、それに向かって突き進んでいたわけじゃない。 彼らは、冒険者だったんだ。 困難というのは、一つひとつが実地演習を始める合図だ。 試すことは、一つひとつ世の中への問いかけだ。 答えというのは、一つひとつが旅だ。 新しいアイデアなんてすぐに生み出せる。 新しいアイデアというのは、 新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。 多くの人々は、自分の仕事をあまりに狭いものに定義しすぎだ。 優れたエンジニアであるためには、 高い技術だけじゃなく アイデアを売る能力も みんなと一緒に働く能力も 話し合いをリードする能力も 無意味な話し合いを避ける能力も 必要とされる能力は、それこそ何十もあるんだ。 モハメド・アリは 聡明にも、自分の仕事の範囲を広いものに定義し、 またほかのスポーツ選手からも学べることに気がついた。 片側に仕事のリストを、もう片側に全世界を置く。 アイデアがほかのアイデアを引き寄せる。 仕事上のミスのリストは最後に取り組む。 このミスのリストに戻ってくるときは、 感情や責任や怒りは横に置いておかなければならない。 だからミスには、時間をおいてもう一度取り組んだ方がいい。 問題と仲良くなったらそれはもう問題じゃない。 失敗も同じこと。単なる大きな問題にすぎない。 アイデアをいっぱい持つこと。 ありとあらゆることをやってみること。 明日は今日とは違う自分になること。 そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ。 仕事は楽しいかね?
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[Life Hacks][読書][話題]仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね? 作者: デイルドーテン, Dale Dauten, 野津智子 出版社/メーカー: きこ書房 発売日: 2001/12 メディア: 単行本 今日は本当についている日だ. なぜか以前のエントリーで見落としていたものが次々と僕の目の前に現れてくる. 石五郎のライフスタイル と ...続きを見る |
お湯 わいとう? 2008/07/05 14:51 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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生きていることは、苦しいこといっぱいですが、でもそれだけでまずは楽しいですよね。 |
麦風 2008/05/09 17:38 |
麦風さんが言われるように、ワクワクしながら要約していました。 |
石五郎 2008/05/10 08:15 |
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